断熱等級6・7って?本当に必要なの?
📅 本記事は2025年8月時点の最新情報をもとに執筆しています。
断熱等級6・7に関する制度や基準は随時更新されるため、最新の内容に改訂済みです。
最近よく耳にする「断熱等級6・7」。これは住宅の断熱性能を示す新しい基準で、より高性能な省エネ住宅を目指す動きの中で注目されています。
でも、「そこまでの性能って本当に必要なの?」「費用がかかりそう…」と不安に思う方も多いはず。
本記事では、断熱等級6・7の基本知識からメリット・デメリット、費用対効果までを一級建築士の視点で解説します。
🔍 断熱等級とは?数字が上がると何が違う?
断熱等級は「住宅の熱の逃げにくさ」を数値化したもので、等級が高いほど外気の影響を受けにくく、室内温度が安定します。
2022年には等級6・7が新たに創設され、これは従来の基準(等級4)を大きく上回る性能です。
- 等級6:ZEH水準に相当(省エネ基準より25%以上性能向上)
- 等級7:さらに高い基準。北海道など寒冷地に適し、先進的な水準
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💰 本当に必要?費用対効果と将来性
「必要かどうか」は家族構成や生活スタイルによって異なりますが、断熱等級6・7の家は長期的に見てコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- 冷暖房費が抑えられ、光熱費が安定する
- 冬のヒートショック対策や夏の熱中症リスク軽減に役立つ
- 部屋ごとの温度差が少なく、どこにいても快適
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🏡 高断熱の家づくりはどう進める?
高断熱住宅では、断熱材の厚みや性能に加えて、窓や玄関ドアの仕様も重要になります。
特に窓は熱の出入りが最も大きいため、樹脂サッシ+Low-E複層ガラスなどの仕様を選ぶことが多くなります。
また、気密性の確保や計画換気の設計も欠かせません。断熱・気密・換気の3要素は“住宅性能の三本柱”とも言われ、バランスの取れた設計が求められます。
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📋 当社が重視する「住宅性能15項目」とは
当社では、住宅の快適性・省エネ性・耐久性を総合的に高めるため、独自に「住宅性能15項目」を設けています。
これは法的な義務や一般的な基準とは異なり、当社が推奨する住まいの性能水準です。
- 断熱性能
- 一次エネルギー消費量
- 耐久性(劣化対策)
これらは将来の住み心地や資産価値に直結し、補助金制度の対象や建物評価にもつながります。
📌 まとめ|性能を「未来への投資」として考える
「断熱等級6・7は贅沢では?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし住宅は一生に一度の大きな買い物。断熱や省エネの性能を高めることは、快適さ・健康・経済性を底上げする“未来への投資”と言えます。
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